「ねりま猫」 2Kのアパートに40頭…多頭飼育崩壊寸前! 今ならまだ間に合うのです! あなたの力を貸してください! この子たちの命を守りたい…
たった4年で40頭に増えた猫たち
「まさかこんなに増えるなんて、思いもしなかったんです」 60歳代の飼い主夫妻は、途方にくれた表情で力なくそう繰り返しました。 神経を病み、健康を害してそれまでの商売をあきらめ、わずかな収入と生活保護に頼る飼い主夫妻に、週14キロもの猫の餌代が重くのしかかっているのです。 どうにかこうにか、飢えさせずにおくのがせいいっぱい。 猫のトイレも満足においてやれない。
こうして、7月初旬、この夫妻と、猫たちの悲痛な叫びが、私たちに届いたのです。 猫たちを幸せにできれば…飼い主夫妻の決断 猫とはもともときれい好きな動物です。 落ち着いて用を足せるトイレがない。それだけでも、猫たちのストレスは想像を絶します。 どの子も、見知らぬ侵入者におびえた顔のまま、箪笥の上やボロボロの段ボールの中などに陣取り、あまり動こうとはしません。 ひどく飢えているというほどではないが、みな毛づやが悪く、痩せていて栄養状態はよくないことは、ひとめでわかりました。 なにより、家の中に飼われている子のはずなのに、荒んだ顔をしているのです。 猫風邪にかかっているのでしょう、片目が目やにでふさがっている子が数匹います。 生まれたばかりの子猫は、動きが鈍く、育つかどうか心配されるような状態です。 母猫はそんな子猫をすばやく後ろにかばい、カーッと威嚇の声を放ってくるのです。 猫たちもギリギリなのです。 もし、これ以上悪くなれば、病気が蔓延してバタバタと猫たちは死んでいくのではないか。 いや、明日にでも、そんな事態が起こるのではないか。 見ていると胸が苦しくなってきます。 「みんなおとなしくていい子なんですよ。どうにか、幸せになってほしい。もらってくれる人があれば、よろこんで手放します。みな、かわいいのだけれども…」 手近の一頭をいとおしげになでながら、飼い主さんが声を詰まらせていました。 「ボランティアが入れば、プライバシーもこうしてさらされてしまいます。より多くの方の助けをいただくには、ネットで写真も公開する必要があります。大丈夫ですか?」 私たちの問いかけに、 「それもしかたがないと思っています。どうぞお願いいたします」 飼い主夫妻は、頭を下げられました。 私たちの親といっても不思議ではないお年の方の言葉に、胸が詰まりました。 無責任に飼えば、誰にでも起こりうる恐ろしいこと 「これは、この夫妻だけの特異な事態ではない。誰にでも、起こりうる状態なんだ!」 話を聞きながら、私たちはその思いを強く持ちました。 「大丈夫だろう」という、ほんのちょっとした油断。 「知らない」ということの恐ろしさ。 絶対、他人ごとだと思わないでいただきたい。心から、私たちはそう思っているのです。 「もしかしたら、あなたのお隣でも起こっているかもしれない。ご夫妻は、あなたのご両親であっても、おかしくはないんですよ」そう申し上げたい。 ごくごく、普通のご家庭なのです。 猫が異常に繁殖して家じゅうを占拠していることを除けば。 ごくごく、普通のやさしい人たちなのです。 どんなに生活に困っていても、猫たちの命を断つ決断など、できるはずもない。 でも、目の前に広がっている状況は、ごく普通の日常であってはならないものでした。 今なら、まだ間に合う…! 私たちは、このご夫妻をサポートすることを決めました。 どうか、猫たちに、そして、このご夫妻に、助けの手を差し伸べてください。 今だから、猫たちを助けることができます。 どうか、猫たちに、そして、このご夫妻に、助けの手を差し伸べてください。 今だから、猫たちを助けることができます。 一刻も早く・・・・ 飼い主夫妻は、心身ともに健康とはいえない状態です。 近々、ご主人のほうが、持病の療養のため入院する予定もあるそうです。 そうなれば、収入が断たれ、猫たちは飢えるほかなくなります。 実は、このアパートは、動物飼育が許可されていません。 大家さんはこの状態を聞き知って、近隣からのニオイの苦情も受けているそうで、猫たちをどうにかしなければ、退去を、という言葉が出ているのだそうです。 いつ、最後通牒を突きつけられてもおかしくないのです。 一刻も早い解決を、目指さなければなりません! お願いいたします! 文:亮子 |